2013年10月09日

中之条ビエンナーレ2013 ”温泉+故郷+アート+嵐の祭典”

ついに今年最大の期待イベント”中之条ビエンナーレ”に行って来た。しかも、台風直撃の9月15〜16日にですよ!う〜ん今年は当たり年、宿をイベント会場でもある積善館に予約した都合でどうしても変更できなく強行突破で行って来た。

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(積善館)

群馬県吾妻郡中之条町の6つのエリアに分かれた会場を車・バスで廻るアートの祭典。
どのエリアの近くにも温泉があり、それを繋ぐ経路に広がる故郷。いいね〜。やっぱいい。
越後妻有トリエンナーレほど広範囲ではなく、あいちトリエンナーレの様なワールドクラスのアーティストもいなく、瀬戸内国際芸術祭のマニュアル化された完全無欠な”こえび隊”もいないけど、断然こっちの方がいい。Sさんもこんなイベントを目指しているのかな〜。

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(暮坂エリア ”十二みます”)

いつものことで前置きが長くなりました。ここからは各エリアの解説・感想など書きますが「六合エリア」「暮坂エリア」を2日目に行く予定にしていたので、台風中止の為、観ることができなかった。ショック!
でも初日、早く到着したので下見がてら2会場は車から観た。


まずは 「中之条伊勢町エリア」 中之条ビエンナーレの総合受付・インフォメーションのある”SATORI”
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旧さとり呉服店をリノベーションしたものらしく日本家屋の趣のある室内、受付のお姉さん達もたどたどしく、ここで鑑賞パスポート購入。公式ガイドブック付きで¥1000!しかも前回までは無料だったと言うから驚きです。
さてさて、いよいよ作品のご対面ですが、何なんだろうね、このいつも味わうワクワク感、若い頃も、今も、この感覚は全く同じ、これがアートの魅力なのかな〜って思う。しかもそれは、大規模、小規模関係ないって事を最近やっと気が付いた。
本題に戻ります、この会場で気に入った作品は、斉藤邦彦の「空き地」

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その風景に見える一部をそのまま書き写す。いきなりGoodです。次行った旧廣盛酒造ここが凄い。どの作品もレベルが高く素晴らしいが、特に実際のトイレに各作家が作品をコラボしているのには驚いた。今までで一番のアートトイレだ?
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それと別棟の蔵 おおば英ゆき”チョコレート・ドリームス” 
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チョコレートを使ったオブジェを写した巨大な写真パネルを壁に掛け、その下に無数のチョコレートを散乱さしている。その蔵に入ると甘〜い匂いにそれがチョコレートだと気付かされる。そしてその写真の正体も判明する。す・すばらしい!
なかなか臭覚を突いてくる様な作品は無い。

あと2010年にオープンした施設”つむじ”
カフェあり、ショップあり、ホールあり、足湯あり、の何でもありのオシャレな複合施設。
ここには、木津川アート出展作家の中島和俊氏の作品があったが、写真撮り忘れた。ごめん・・・。

先を急ぎます次が「沢渡エリア」
ここにも出展作家の小板橋慶子の”めぐりくる” 製材所内のインスタレーション、
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それと中村岳の”遡及空間” 
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古い鳩小屋と釣り堀跡地を白く塗った廃材で繋ぐ作品。風景にとけ込み止まっていた時から現在までを
廃材で視覚化する、素晴らしい作品だった。


「伊参エリア」

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伊参エリア体育館の中
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伊参スタジオ


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やませ 照明器具インスタレーション

「四万温泉エリア」
やっと最後エリアになりました。何せ各エリアのレベルが高いので、本当は、1エリア1回分の話が書ける位盛沢山だ。
さてこのエリアは何と言っても”積善館”

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夜の積善館

300年の歴史を持つこの旅館は、映画 ”千と千尋の神隠し”のモデルになったと言われる館、その
館内にも作品が展示されており、異次元にトリップした様な不思議な体験だった。
また夜間の照明作品も、河川敷、積善館と素晴らしい演出だった。

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四万温泉街

結局1日だけ、しかも駆け足で観た中之条ビエンナーレだったが、悔しいくらい、卒のない、今まででNO1のアートイベントだった。帰りは台風の影響で15時間かかったけどね。


”追伸アート一言”
お願いが有ります。我が故郷岡山の「岡山県立美術館」で開催中の ”中原浩大展 自己模倣”

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2013・9・27(金)〜11・4(月・祝)に是非行ってみて下さい。いい独自企画なんです。
今までこの美術館の自慢できる事といったら、地下駐車場が無料ということと、フライヤー・コーナーが取りやすいと言う、たったその2点しかなかったんです。何年振りかのヒット企画です。
でも宣伝しないから館内ガラガラです。騙されたと思って一度脚をお運び下さい。お願いしましたよ!


posted by アートみて歩き at 14:41| Comment(0) | 岡山在住Mの見て歩き

2013年09月12日

アート・アーチひろしま2013 + ザ・ビートルズ

小雨降りしきる9月の初旬、アート・アーチひろしま2013に行ってきた。
『2013年7月20日(土)〜10月14日(月・祝)』

広島県立美術館、ひろしま美術館、広島市現代美術館が 「平和」を全体のテーマに、イサム・ノグチをキー・アーチストに、彼の作品を基軸に3館がそれぞれの視点から企画展を初めて同時開催する。
そして市内各所にさまざまなイベントが開催され、アートでアーチをかける。そんなイベントなのですが、今まで美術館同士が協力し合って展覧会をしたことが無かった事自体が驚きだし、
なんですか、これが広島の “仁義なきアートの戦い” の終焉ですか?と言ったもののよく考えてみると、どこの県もそんなに仲よく協力し合って企画開催するところなどないわ。いや〜大変失礼なことを申しました。ハートフルでかつピースフルなイベント、十分に堪能させてもらいます。


まずは、ひろしま美術館 「イサム・ノグチ〜その想像の源流〜」

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通常、常設展示は印象派の作品を程よい数で、品良く展示しており、原爆ドームをイメージした円形の本館を廻りながら鑑賞するスタイルで、つい私も、印象派が好きになりそうでした。
さて本題のイサム・ノグチですが、彼と彼を読み解くキー・パーソンを4章に分けて余すとこなく展示されており、骨太のいい企画展だった。おもわず、まだ行けていない ”イサム・ノグチ庭園美術館”(香川県)の入館希望日の往復ハガキを出そうと思った。


最後に喫茶ルームの企画展スペシャルは受けた!イサムドッグはオススメ

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妻は、プレイ・マウンテンを注文していました。



次は、広島県立美術館 「ピース・ミーツ・アート!」
同時開催いていた 「ゴッホ展ー空白のパリを追う」もついでに観ることにした。

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会場に入るや否や、人、人、人の大渋滞、作品のキャプションを読む観客の人だかりで前に行く事もできず、
大外から一気に小走りで駆け抜けた。きっと、”ゴッホ展早回りタイムトライアル”では上位入賞できたと思う。ゴッホはゴッホ。


気を取り直して本題の広島県立美術館 「ピース・ミーツ・アート!」

こちらの会場は自分の足音が聞こえる位 “静か”
これですよ。これが本来のアートを観る環境。(負け惜しみに聞こえる?)

無駄話はこのくらいにして、ここでのキーワードは 「破壊から再生へ」
「対話」(自然と人との対話) 「未来へのアート・アーチ」 
それを過去から現代、様々なアーティストの作品で表現しているのだが、その選出が秀逸。
藤田嗣治・石内都・高橋英吉・ルーシー・リー・三宅一生などまだまだ書き足らないが、
特に「未来へのアート・トーチ」の山本基の塩を使ったインスタレーション、
入江早耶の消しゴムのカスを使ったオブジェは気に入った。そして、トリの内藤礼はさすがだった。

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山本基”塩のインスタレーション”


最後は広島市現代美術館 「サイトー場所の記憶、場所の力ー」

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1989年、黒川記章設計の日本初、本格公立現代美術館で、独自の企画展を開催する数少ない現代美術館。なのに、今回は、まあまあだった。
フランシス・アリスも、1点だけじゃあよくわからない。それよりか、マイケル・ラコウィッツの方が、よかった。会場で流れていた、ディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウオーターが頭からはなれない。

それとこの美術館「ヒロシマ」をテーマに作家に制作依頼をするユニークな方法で収集した作品をコレクション展として紹介していく企画、これがなかなか楽しく特別展とセットで見るようにしている。



以上、今回訪れた美術館のレポートですが、ここ以外のサテライト会場には行くことができず少々残念な思いだった。
このイベントとは関係ないのだが、「デビュー50周年記念 ザ・ビートルズ展」を近くのデパート、福屋八丁堀本店で開催していたので観ることにした。

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実は私それほどビートルズファンではないが、だからこそ興味深く観ることができた。「平和」をテーマのアートイベントを1日廻って最後がビートルズ。頭の中ではずっと「イマジン」が流れていた。



最後に ”追伸アート一言”
春先、行きつけのアウトドアショップにKeenのサンダルの越後妻有バージョンが有ったので即決で購入した。でも・・・よく考えるとオジサンにはちょっつと派手?
この夏箱の中に入ったままだった。あ〜あまたやってしまった。


posted by アートみて歩き at 13:49| Comment(0) | 岡山在住Mの見て歩き

2013年09月06日

あいちトリエンナーレ2013 Mバージョン”

何を申し合わせたわけではないが,Sさんと同時期にあいちトリエンナーレにいっていたようで、
しかも気に入った作品もほぼ同じ様なので、今回パスしようかと思ったのですが、
Sさんが見落とした作品、美術館など “Mバージョン”として書くことにしました。
(Yさんも行くみたいで “Yバージョン”面白いかな思い・・・)


さて前置きはこの位にして、私はまず岡崎エリアから行ったのですが、車を、岡崎シビコ地下駐車場に止め、あとは徒歩で廻りました。
春ビルに行くまでにあった3〜4軒の個性的な古着屋、セレクトショップがとても気に入りました。(実際タオル、ポロなど購入)
後、松本町会場のKIMONO YUAN(週末営業のきもの屋)もGoodだった。


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KIMONO YUAN


なにかアート作品の感想とは思えないが、実際、全国いろんなアートイベントを廻って作品を見る以上に、そこで見た風景・町並み、食べたランチ・スイーツ,お洒落なショップに出会えた時の喜びを非常に重要視しています。


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もちろん,松本町会場の青木野枝は今まで見た中では最高の作品だし、
岡崎シビコの向井山朋子+ジャン・カルマンは伊吹島(瀬戸内国際芸術祭)で見た時よりも、テーマ性、内容も高く感動的だった。
(今回、東岡崎駅会場が休館日だったので見れなかった。意外と休館日がまちまちで・・・)


岡崎エリアの話が長くなり名古屋エリアの感想が書けなくなったので、あとはYさんにお任せします。
長者町エリアの伏見地下街は見逃さないで下さいね。


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長者町エリアの伏見地下街


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個人的には,納屋橋エリアの映像作品がお薦めです!



あとは今回行った美術館のこと書いて終わりにします。


豊田美術館 ”フランシス・ベーコン展“
生理的にダメかな〜と思っていたが,大作の迫力に圧倒された作品展だった。
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おかざき世界子ども美術博物館 “BRIO展”
妻のリクエストで来てみたが、ま〜あ子供だらけだった。


ヤマザキマザック美術館 “夏の思い出 森の夢ー不思議ないきものたちー”
これがどうしてなかなか楽しかった。栄駅からひと駅なので行く価値有りかも。
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以上たいへん美味しかった?(ひつまぶし・名古屋コーチン・味噌煮込みきしめん味噌かつ丼 全部食ったぞ〜)あいちトリエンナーレ2013でした。



最後に ”追伸アート一言”
美術館に行ったり、アートイベントに行くことだけではなく、アート系の映画を観ることも好きで、最近観た映画について書きます。

ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの
一作目もよかったが、それ以上に今回のラストは泣けた。もう DVDが出ている様なので是非!

ふたりのイームズ 建築家チャールズと画家レイ
家具デザイナーとしか認識しておらず、いろんな側面が見れて興味深かった。

しわ イグナシオ・フェレーラス監督
地元岡山では上映しておらず、福山(広島県)まで見に行った。この映画はすごい!!
老後をテーマにしたアニメーション映画なのだが、この後私達夫婦(50代)は、ランチを食べながら、この映画のこと、そして自分達の将来のことについて語り合った。


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posted by アートみて歩き at 15:26| Comment(0) | 岡山在住Mの見て歩き