2015年08月12日

【Euroart Open Studio 2015】(4)

【Euroart Open Studio 2015】(4)

そもそも、このユーロアートという場所は、
数人のアーティストがこのロンドンのちょっと中心から外れた古いビルを借りて、
スタジオとして使い出したところから始まります。

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今はその作家が、建物全体の運営もしているそうですが、
スタジオは細かく仕切られ、いまや70ものアーティストが利用しています。
その人気はなぜでしょう?
スタジオとは、自由な創作活動ができる環境、雰囲気が必須です。
この鉄のサッシの窓から見える空は、なんてすてきなのでしょう。


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こちらは中国から来た画家のアトリエ。
正確な動物デッサンと観葉樹の鉢のある窓辺の雰囲気、落ち着きます。


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アーティストが求める世界に近いのか、
そうだ!ちょっと昔の美術大学の教室のようです!
このレポートを書きながら、私自身もなぜこういう場所が落ち着くのか、ちょっと理由が見えて来ました。


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ここは全面窓のある一番大きなスタジオ。
工場か作業所の在りし日の名残が感じられる部屋です。
70もの部屋に仕切るのですから、窓のない4畳半くらいのサイズのスタジオの人も当然います。
でも、使い方それぞれの自由さは、どの部屋も同じ。


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こちらの窓は、階段近くの通路、公共の場です。
そこに、置かれたワイングラス。
枯れた葉っぱが、廃墟観を醸し出し・・・・まるで作品に見えます。


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この窓は、何かの理由で割れた磨りガラスの代わりに、透明ガラスがはめ殺しの窓に入れられています。
サッシの形に切り取られたトタン屋根の風景が、やっぱり作品のように目に映ります。


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ロンドンの物価も家賃も、オリンピックを契機に、一気に上がっていると聞きました。
作家は少しでも安いスタジオを求めるのか、さらに屋根裏部屋もリフォーム。


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このように、鉄骨トラスを貫いてまた小部屋をつくり、ここにもスタジオがいくつか・・・・。


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彼女も屋根裏のスタジオで、クロッキーの作品ばかりを描いていました。
6月というのに、真夏のように暑かったです。
扇風機がガンガン回っていました。


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廊下の壁も作品のキャンバスとなり・・・・。


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スイッチや蛇口で遊んだり、
階段の踊り場の暗い壁にアニメーションを映したり、
古い建物は、何だって表現の場になります。
やっぱり昔の美術大学の匂いがここにはある!!!


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廊下の壁に、サイレント・オークションのための作品が並び、
みんな、落札のために希望価格と連絡先を作品の下に記入していました。


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オークションは、建物内にあるカフェバーにて行われるようでしたが、
私は次のエキシビションを観るために、ユーロアートを後にしました。


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このカフェバーがまた手作り感たっぷりの、アーティスト御用達のゆる〜い空間でした。

こんなに楽しいイベントは久しぶりでした。
旅人でなかったら、額付きの作品、オークションで購入するということも経験したかったな。

次回は、ヘイワード・ギャラリーの「カーステン・ホラー展」の模様をお伝えします。

posted by アートみて歩き at 13:43| Comment(0) | Sのみて歩き
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